マスターです
本記事を開いてくださり誠にありがとうございます
今回はシーズン18ダブルランクマッチにおいて好成績を残すことができたので、一緒に戦ったチームについて紹介していきます
レンタルコード→G3HN4Q
(6/13追記)
トルネロスの性格が臆病ではなく、控えめだったことが発覚しました
トルネロスの性格を臆病に修正したレンタルコードを記載します
ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます
修正版…YMV5TW
PokePaste→https://pokepast.es/9da235b57f2c2343
戦績
ランクマッチ
勝率72.7%
showdown
瞬間2位(5/27 朝5:33)
Newconさんに構築を教えたところ、前期レート2000を達成しました!
S18最終54位(R2001)
— Newcon (@Newcon8) 2024年6月1日
ザマパオスタンと他人の黒馬構築使ってました pic.twitter.com/cxto6P98No
構築経緯
第1段階
showdownでレギュレーションGが解禁された時に、とりあえず前作のVGC2022で思い入れのある黒バドレックスを軸にしようと考えて原案を作ってみました
基本的にレギュレーションFで活躍していたポケモンはレギュレーションGでも変わらず活躍できると感じていました
イメージとしては、既存の構築に禁止級伝説が仲間入りしたようなものです
以下にチームに入れた理由をまとめます
悪ウーラオス…黒バドレックスを軸にするにあたって、アストラルビットを受けることができる悪とノーマルを意識する必要があります。強い格闘タイプはこの条件を満たしているので優先的に欲しい要素です
VGC2022ではザシアンにその役割を持たせましたが、禁止級伝説が1体しか入れられないので代役を考えたら悪ウーラオスが浮かびました
悪ウーラオスならではのメリットは、黒バドレックスにとって嫌なゴーストミラーに強く出られることです
ガオガエン…黒バドレックスの低い物理耐久を補うことができる上に、黒バドレックスにとって苦手な悪やゴースト技に対する受け先にもなれます
どのルールでも最前線で活躍しているガオガエンはとても信頼できるのでとりあえず入れました
ゴリランダー…VGC2022の黒バド構築でお世話になったポケモン
グラススライダーが弱体化してしまったのは手痛いですが、それでもなお現行ルールにおいて強力です
ガオガエンとの相性が良く、優れたタイプ補完からお互いの弱点をカバーできたり、多重の猫騙しで試合展開を作ることができます
グラードンやカイオーガなどに対してメイン技を半減にしつつ、草技で圧をかけることができます
また、イエッサンやモロバレルなどが絡んだ構築相手に対してもフィールドを張り替えたり、きのこの胞子を受けてから猫騙しで止めたりなど幅広く活躍してくれる点が評価点です
タケルライコ…禁伝ルールといえば真っ先に浮かぶのがカイオーガ
命中安定且つ超火力のしおふきの恐ろしさは誰もが知っているはず
そんなカイオーガの水技を半減しながら電気技でカウンターができる優秀な電気アタッカー
カイオーガだけを対策するのであればタケルライコ以外でも担えそうですが隣にトルネロスを並べられたら対応が困難です
タケルライコの大きな強みは水アタッカー+トルネロスの2体に対して明確に強いという点だと考えます
また、迅雷という強力な先制技で相手を削ることにより、アストラルビット圏内に入れやすくなる点も強いです
水オーガポン…黒バドレックスにとって苦手なガオガエンに打点を持てる
この指止まれで黒バドレックスのサポートができる
ということを考えて入れてみました
第2段階
この原案を使ってみて改善点がいろいろと浮かび上がってきました
主に悪ウーラオスと水オーガポンの2体です
悪ウーラオス
・試していくうちに相手のゴーストへの対策としての運用に懐疑的になってしまいました
元のタイプの黒バドレックスには強く出られますが、フェアリーテラスが主流なので
悪技が有効ではないです
・ガオガエンとイーユイがキツい
イーユイは高火力の炎技で簡単に倒されやすい
・白バドレックスのブリザードランスがキツい
等倍なのでただ撃たれているだけで崩壊してしまう
1つ目に関しては、テラスタルというシステムによって本来担える役割が遂行できなくなってしまうのは悪ウーラオス自体に問題があるわけではないし、どうしようもない問題だと思います
ですが、下の2点は悪ウーラオスから水ウーラオスに変えることで綺麗に解決ができます
ということで水ウーラオスへの変更が決定しました
水オーガポンについてですが…そもそも全く出しませんでした
要因として考えられるのは
・ガオガエンに打点を持てるとはいえ、威嚇に弱い
・アストラルビット、ブリザードランス、しおふき、断崖の剣などの強力な全体技が飛び交う禁伝ルールにおいてこの指とまれだけではサポート役として不十分
(ピッピやドーブルなどはこの指とまれ以外の強みを持っているので少し話が変わってくる)
・相手の水タイプに強いという役割がタケルライコ、ゴリランダーと被っている
上記の点が原因だと考えます
よって水オーガポンを入れることは不適切だという結論に至りました
そもそも、悪ウーラオスを水ウーラオスに変更する段階で水オーガポンの枠は違うという話にもなってきます
水オーガポンを外した時にここまでの5体で足りない素早さ操作役を入れることを考えました
結果として選んだのがトルネロスです
・凍える風やエレキネットと比べて、追い風の方が素早さ操作の倍率が大きい
・雨乞いで水ウーラオスを強化できる、晴れ系に対しての対抗策となりうる
・いたずら心で基本的に先制追い風が保証されている
以上の点に魅力を感じてトルネロスを選びました
エルフーンを選ばなかった理由に雨乞いを覚えないこともありますが、正直エルフーンよりトルネロスの方が好みというのがあります
エルフーンより高いステータスを誇っており、木枯らし嵐で相手2体に負荷をかけられるトルネロスは魅力的な追い風要員だと思ってます
このような流れでチームの6体が決定しました
技構成や努力値も原案から少し変更を加えていますが、その点は個別解説で触れていきます
個別解説
黒バドレックス
テラスタイプ…草
持ち物…命の珠
性格…臆病
技構成…アストラルビット サイコキネシス 身代わり 守る
努力値配分…CS252 h4
実数値…176-×-100-217-120-222
調整意図
h4…グラスフィールドの回復量最大(無振りだと1落ちる)
最速
VGC2022で一緒にインターネット予選を抜けて初めての全国大会で心中した愛馬
高い素早さから放たれる高火力の全体技が強力。加えて命中安定
4倍弱点を抱えているため崩されやすいという特徴を持っていますが、今作だとテラスタルでタイプを変えることで動きやすくなりました
非常に高い素早さを持っていながら猫騙しを無効化してしまう
全体技なので守るの読み合いも回避できる
相手を倒した場合、特性でとくこうが上がるので更に止まらなくなる
禁止級伝説の中で最強格です
正直、このルールを取り組むにあたって他の禁伝も考えてみましたが、僕には黒バドレックス以外の選択肢は無かったです
好きの気持ちは世界を変える いつまでも大切にしたい
アストラルビット…僕の生きる意味
黒バドレックスの最大の強みである確定技
サイコキネシス…アストラルビットが通らないノーマル相手に攻めていけるように強力なタイプ一致技を搭載しました
原案は瞑想系やサイコシードなどに対して強く出られるサイコショックを試していましたが、サイコキネシスの方が威力が高いので最終戦にはサイコキネシスに変更しました
コライドンやモロバレルなどのエスパー弱点の相手に対して話が変わってきます
この2体は1回でも多く動かれてしまうと戦況が悪くなってしまうので、倒せるか倒せないかの差は大きなものです
身代わり…メリットが豊富で様々な場面で使います
・不意打ちや迅雷に対して非常に有効(透かしながら1回分の攻撃を無力化できる)
・複数の猫騙しと相性がいい
・トリックルームを凌ぎやすくなる
・きのこの胞子を透かせる
・凍える風やエレキネットなどの影響を受けない上に、1回分の攻撃を無力化できる
・中間択として使える(リスク回避しやすい)
草テラスにしているというのもあってモロバレルへの対策が過剰に思われるかもしれませんが、対応手段は多い方がいいですしそもそも身代わりを入れてる理由の一部に過ぎません
多岐に渡って活躍できる技です
速いというのも身代わりが使いやすいポイントで、相手の攻撃より先に身代わりを置く機会が多いためHPが足りなくて無駄な1ターンになることが少ないです
仮に相手に攻撃されたとしても、こちらはHP25%を失うだけで被害は抑えられて相手は1手消費させられているのでまだ勝負に持ち込めます
相手が弱気な行動をしてきたり、黒バドレックスの守るを読んできた際に有利になれます
守る…大切にしたいから
草テラスは原案を考えた時に、なんかオシャレなテラスにしたろ〜w といった感じで草テラスを試してみたら使用感が良好だったので最後まで変えませんでした
・ミライドンやタケルライコの電気技
・ゴリランダーの草技
・モロバレルのきのこの胞子、怒りの粉
これら上記の技に対して強く出ることができます
身代わりと併用することによってよりモロバレルやドーブルに対してより強く出られます
命の珠と身代わりの両立について
どちらも自身のHPを削ってしまう性質があるため、元々そこまで耐久が高いわけではない黒バドレックスが更に早死にしやすくなっています
そのため、攻撃した直後に命の珠のダメージで倒れて負けることも稀にありました
このことからこれらの2つの要素は相性が悪いです
この型に対する不満や疑いがあったので、型の変更や修正なども考えました
ですが、どちらもしっかり理由があり、実際の活躍も感じられたので変えませんでした
身代わりは前述の通り先制技を透かしたり、トリックルームを凌いだりなどといった理由
命の珠はHPを最大まで伸ばしたコライドンやモロバレルなどをサイコキネシスで倒せるようになる、小回りを効かせながらアストラルビットのダメージを最大限まで高められるという強みがあります
(ダブルダメージ扱いになるので、できるだけパワーを高めたいという思い)
ゴリランダーのグラスフィールド回復を上手く活用して、命の珠や身代わりのダメージを補ってあげることが重要です
ちなみに今作登場した耐久悪巧みドレインキッス型も試したことはありますが、高火力の攻撃が飛び交う禁伝ルールで積み技を使うタイミングや余裕が見いだせずに断念しました(使いこなせなかった)
適性の問題だけでなく、逆張りで悪巧みじゃなくて瞑想にしていたのも合わなかった要因かもしれないです(悪巧みじゃないとドレインキッスが弱い)
化身トルネロス
テラスタイプ…ゴースト
持ち物…気合いの襷
性格…臆病
努力値配分 4-0-44-204-4-252
実数値 155-×-96-171-101-179
調整意図
HB…A特化水ウーラオスの水流連打を95.39%で耐える
追い風要員として昔からずっと活躍している風神様
いたずら心で追い風という同じ性質を持つエルフーンという選択肢もありますが、トルネロスの方が好きなのでトルネロスを愛用してます
(当然ですが、エルフーンならではの要素が欲しくなった場合はもちろんエルフーンを入れます。今回は特にエルフーンが欲しい理由がありませんでした)
トルネロスは雨乞いを使えるため、水ウーラオスを強く扱えるようになるという理由もあります
木枯らし嵐…強力な全体技ではあるが、命中不安なので安定感には欠ける
お祈りシーンがたまに発生します
雨状態で撃つのが理想ですが、実際のところわざわざ雨乞いを使う余裕は無いです
ワイドガード回避、命中安定、怯み効果を狙うという3つの点からエアスラッシュを使うことを検討する余地はありそうですね
追い風…トルネロスを入れる理由
雨乞い…水ウーラオスの強化や自身の木枯らし嵐のサポートとして使います
また、コライドンの攻撃力を抑制したりあらゆる炎技を軽減したりといったことにも使えます
相手の晴れや雪に対して天候を書き換える意味合いもあります
守る…相手と追い風ターンをずらしたい時や、自陣の追い風最終ターンに守らせて次の追い風を通したい時などに必要
水ウーラオス
テラスタイプ…水
持ち物…神秘の雫
性格…意地っ張り
努力値配分…116-252-4-×-68-68
実数値…190-200-121-×-89-126
調整意図
HD…臆病命の珠黒バドレックスのアストラルビット耐え(Wダメ)
このラインを意識しながら総合耐久が高くなるように最大限HPを高めました
S…追い風状態で拘りスカーフ持ち最速100族抜き
何かがおかしい格闘家
確定急所、守る貫通、先制技持ち、高水準なステータス
弱い訳がない化け物ポケモン
威嚇ガオガエン同様に水ウーラオスが活躍してないルールが無いレベル
神秘の雫を持たせているので、水流連打でB4パオジアンを平然と倒してくれます
構築経緯でも触れましたが悪ウーラオスと違ってイーユイやガオガエン、白バドレックスに対して楽に対応できるようになります
悪ウーラオスの暗黒強打を軽減できるのも嬉しいポイント
耐久にそこそこ伸ばしているので、かなり安心して動かすことができました
耐久力を発揮する場面があって頼もしかったです
タケルライコ
テラスタイプ…電気
持ち物…磁石
性格…控えめ
努力値配分…244-×-4-252-4-4
実数値…231-×-112-207-110-96
調整意図
H…奇数
レギュレーションFで新登場してから最前線で活躍してる強力な電気アタッカー
従来は電気タイプで強力なのがテツノカイナしか居ませんでしたが、タケルライコの登場により電気タイプの選択肢が増えました
タケルライコの強みはトルネロス×水アタッカーの組み合わせに明確に強いこと、強力な先制技である迅雷を使えることの2つだと考えます
素早さが低めなタケルライコですが、その弱点を迅雷が綺麗に補っています
また、耐久力も並以上の能力を持っており、迅雷の存在も相まって行動回数をたくさん確保しやすいです
持ち物について
火力アップアイテムとして磁石を選択しました。同じ火力アップアイテムである拘りメガネとブーストエナジーは選択肢から外しました
・拘りメガネ
攻撃性能は1番高くなりますが、技の打ち分けができなかったり守るが使えなかったりで代償も大きいです
流星群を高いパワーで撃てるので、電気技に強い相手に想定外のパワーを押し付けられる点は強いですが、10万ボルトと迅雷を使い分けられないのが致命的
・ブーストエナジー
攻撃性能を引き上げながらも小回りが効くという強みがあります。一見最適のように見えますが、僕自身があまりブーストエナジーを好まないので持たせませんでした
一度きりの発動なので、控えに戻してから再度場に出した場合に弱いのが個人的には受け付けませんでした(動きが窮屈になる)
同様の理由で今作のザシアンやザマゼンタに対して少し懐疑的に見ています
ブーストエナジーに対して不信感を抱きながらも、例外的にテツノツツミ、トドロクツキ、ハバタクカミの3体は持たせることの価値を感じています
ゴリランダー
テラスタイプ…草
持ち物…突撃チョッキ
性格…意地っ張り
努力値配分…164-252-4-×-12-76
実数値…196-194-111-×-92-115
調整意図
D…チョッキ効率を意識して偶数
S…追い風状態で拘りスカーフ持ちの準速100族抜き
前作からお世話になってる最強格の草アタッカー
グラススライダーの弱体化は大きな痛手ですが、それでもなお強さは健在です
アタッカーになりながらも、ミライドンやイエッサンに対してフィールドを書き換えたり、猫騙しで味方をサポートしたりといろんなことができます
ガオガエンとの組み合わせが非常に強いです
お互いの相性補完が良好なため不利対面でも交代で解決できます
また、猫騙しを複数入れることで黒バドレックスや水ウーラオスを通しやすくなります
・ウッドハンマーで大きなダメージを出す
・削れた相手を先制グラススライダーで倒して相手に行動させない
・ミライドンやイエッサンなどに対してフィールドを書き換える
・ガオガエンからの交代先として活用する
・10万馬力でミライドン、タケルライコ、ガオガエンなどを削ってアストラルビット圏内に入れる
様々な場面で活躍してくれます
グラススライダーの威力弱体化は大きな影響を受けましたが、草テラスによって補える部分もあります
チョッキ型のゴリランダーはずっととんぼ返りを愛用していましたがミライドン、タケルライコ、ガオガエンなどを重く見て10万馬力に変更しました
トリックルーム中にHP満タンのイーユイを10万馬力で倒して勝ったこともあります
もちろんとんぼ返りが無いことにより困る場面もありましたが、仕方が無いので割り切り
ミライドンやイエッサン相手にフィールド合戦に持ち込む為に素引きする動きを意識する必要があります
受けテラス+とんぼ返り搭載という型選択をした場合、ガチトリル相手に動きやすくなります。白バドレックスやコータスの攻撃を受け流しながら、とんぼ返りで控えと交代した後に裏のポケモンで守ってターンを凌ぐ動きはかなり強力です。
ですが、今回はとんぼ返りの搭載をやめたのでそのようなゲームプランは諦めました
ガオガエン
テラスタイプ…水
持ち物…バンジの実
性格…慎重
技構成… はたき落とす 鬼火 捨て台詞 猫騙し
努力値配分 HD252 b4
実数値 202-135-111-×-156-80
夢特性の威嚇が解禁されてからずっと活躍し続けてる御三家
今のルールでは少し勢いが落ちていますが、それでもまだまだ現役の部類だと思います
正直僕自身がガオガエン依存症になってしまってると感じます
強みや安定感は現行ルールでも健在ではありますが、流石に今作の新アイテムであるクリアチャームの登場により話が変わっているので鬼火を搭載しました
後ほど触れていきます
はたき落とす…タイプ一致の攻撃技として優秀。持ち物を落とす追加効果が強い
突撃チョッキを落としてアストラルビットで倒しやすくしたり、拘りスカーフを落として黒バドレックスが先手を取れるようにしたりできる
また、アストラルビットを無効化するリキキリンやイエッサンなどに対して大きな削りを入れられる点も嬉しいポイント
鬼火…クリアチャームを持って威嚇や捨て台詞を無効化する白バドレックスがランクマッチにおいて主流になったので、鬼火で白バドレックスを抑制する方向にしました
鬼火を無効化する炎テラスには、水ウーラオスの水流連打で倒すといった形を目指したいです
白バドレックス以外にもたまに打ちます
捨て台詞…相手の攻撃性能を落とすことと、控えと交代することの2つの意味合いがあります
相手の行動の後に控えと交代することにより、後続を安全に場に出すことができる点が強いです
素早さが低いガオガエンと非常に相性が良い技です
猫騙し…相手の行動を阻止して黒バドレックスやウーラオスを通しやすくする
追い風やトリックルームなどを凌ぐためや、詰め筋として使う
今までどのルールでも必ず入れていたフレアドライブですが、鬼火を入れる関係でフレアドライブを消しました。初めての出来事です
鬼火が活躍する場面が多く、逆にフレアドライブが必要な場面はそんなに多くなかったです
ですが、やはり悪とフェアリー相手にダメージが出せないので少なからず影響はありました
フレアドライブが無い影響で負けた試合は一応ありますが、稀なケースなので割り切ります(パオジアンをフレアドライブで倒せばそのまま勝てたという内容)
水テラスを選んだ理由は、カイオーガや水ウーラオスなどの水技を半減にしながら白バドレックスの攻撃に弱くならないという強みを評価したことです
1つ前のFルールで選んだゴーストテラスは黒バドレックスに弱くなるという理由で没になりました
ポジティブな理由もネガティブな理由もどちらもあります
カスタマイズ性が高いポケモンなので、型の詳細は構築事情や好みによって好きに選んで良いと思います
僕は特防に厚い回復木の実が好みなのでずっとこれで愛用しています
努力値調整について
耐久方面について
特防に特化することにより、とくこうを最大まで伸ばしたルナアーラのメテオビームやペリッパーの雨ウェザーボールを有利な確率で耐えることができます(メテオビーム68.75%)(雨ウェザーボール81.25%)
素早さ方面について
レギュレーションFではトリックルーム構築にエルレイドが入っていることが多かったため、素早さに下降補正をかけてエルレイドより遅くすることによりトリル中に先手を取れるようにしていました
ですが、Gルールに入ってからエルレイドと当たることが無くなりました
そのため、わざわざ素早さを下げる理由が無くなったので相手の上を取る機会を増やす為に無補正としました
実数値を84まで伸ばした場合、追い風状態で最速100族を抜けるようになりますが、そもそも追い風状態で動かすことはあまり考えてないのと、変に耐久を落としたくないので素早さには割きませんでした
構築全体のお話
強力なメインアタッカーである黒バドレックスとガオガエンゴリランダーの御三家コンビの3体は、VGC2022の時からの続投メンバーなのでとても手に馴染んでいた実感があります
ガオガエンゴリランダーの醍醐味である2重猫騙しですが、黒バドレックス構築だと更に真価を発揮します
猫騙しの弱点として、無効化されるゴーストテラスの存在が挙げられますが、黒バドレックスと組ませることによってゴーストテラスをアストラルビットで咎めることができます
そのため、黒バドレックスより遅い相手には気兼ねなく猫騙しを通すことができます
拘りスカーフ持ちの水ウーラオスやイーユイなどの速いゴーストテラスは猫騙しでは対応できないですが一応対抗手段はあるのでそこまで問題はないです
水ウーラオスは黒バドレックス自身の草テラスで水流連打を耐えて切り返したり、タケルライコやゴリランダーなどで対応ができます
イーユイには、ガオガエンのはたき落とすが有効です。ゴーストテラスしてくれたら儲けもので、されなかったとしても黒バドレックスが先手を取れるようになるので迅雷やアクアジェットと合わせて突破できます
高い耐久を持ち合わせるタケルライコと、相性補完に優れる御三家3タイプを組み込むことによって相手の攻撃を交代で受けながら場を整えるサイクル戦を実現しています
相手の攻撃を受け回すだけでは後手に回りがちですが、素早さ操作技である追い風を組み込んだり先制技をたくさん仕込むことによって相手側に一方的に主導権を握らせることなく、こちらが優位に立てるように立ち回ることもできます
自分好みの納得のいくチームに仕上がったと感じてます
選出例
VSトリックルーム白バドレックス
先発
+
後発
+
トリックルーム白バドに対する選出
黒バドレックスの身代わり、ガオガエンの鬼火、ゴリランダーの猫騙し、水ウーラオスのタイプ受けなどを駆使してトリックルームプランに立ち向かう
鬼火を無効化してくる炎テラスに対しては水ウーラオスの水流連打で仕留める
VS黒バドミラー
相手に応じて
先発 黒バドレックス+トルネロスはしません
追い風アストラルビットで勝てるほど簡単な世界ではないので、裏から通す工夫をします(悪タイプやワイドガード持ちの存在で簡単に止められてしまう)
先発
+
後発
+@1
追い風しながら水流連打やアストラルビットで攻めていくパターン
先発
+
後発
+
2重猫騙しで黒バドレックスや水ウーラオスをサポートするパターン
ガオガエンゴリランダーの2重猫騙しで水ウーラオスを通していくか、トルネロスの追い風で黒バドレックスや水ウーラオスを通していくことのどちらかを考えます
タケルライコは基本的に出さないマッチアップ
VSトルネオーガ
先発
+
後発
+@1選択
トルネオーガに合わせて出し負けないようにトルネロス+タケルライコを選択
トルネロス+水ウーラオスの先発も強いと思いますが、カイオーガの雷に弱くなってしまう点が気になります
ラストの1体は相手に応じて選択
草技の通りが良い、モロバレルがいるなどの相手ならゴリランダー
威嚇の通りが良い、交代先を用意したいならガオガエン
水ウーラオスは、カイオーガの雨を利用して攻めていけるメリットがあります
黒バドレックスを出さないパターンを試したこともありましたが、パワー不足を引き起こすので黒バドレックスは積極的に出していきたい
黒バドレックスが草テラスとはいえ、カイオーガのパワーの高さは尋常じゃないので過信してはいけない…()
VSミライドン
先発
+
後発
+
(
)
ゴリランダーでフィールド合戦に持ち込むマッチアップ
エレキフィールド状態のミライドンはパワーがとてつもないので、ゴリランダーで抑制することが非常に大切
水ウーラオスはミライドンに対して弱いのと、猫騙し+水流連打のプランもリキキリンによって止められてしまうので基本的に出さない
VSコライドン
水ウーラオス以外の5体より4体選択
(コライドンの晴れに弱い、周りの一般枠に晴れを活用するタケルライコやウネルミナモが入ってることが多く水の通りが悪いので水ウーラオスが活躍しづらい)
先発
+
後発
+
猫騙しや身代わりを駆使してコライドンの猛攻を掻い潜る
先発
+
後発
+
(
)
トルネロスの追い風や雨乞いでコライドンに対抗する形
VSテラパゴス
先発
+
後発
+
(
)
木枯らし嵐でテラパゴスのテラスシェルを壊してから水ウーラオスでテラパゴス本体を攻撃します
猫騙しと合わせてウーラオスの攻撃を通せるように、ゴリランダーかガオガエンのどちらかは必ず出します
基本的にはパワーを出せるゴリランダーの方が望ましい
VSザマゼンタ
先発
+
後発
+
(
)
ザマゼンタのワイドガードをサイコキネシスで透かしたり、パオジアンの不意打ちを身代わりで透かしたりなどして有利展開に持ち込んでいました
恐らく記事を公開したら勝てなくなる可能性があります…
トルネウーラでのスタートをやっていた時期もありますが、ゴリランダー後出しやザマゼンタのテラスで対応されて安定しなかったのでやめました
VSルナアーラ
先発
+
後発
+
シャドーレイとワイドガードの択を身代わりで誤魔化しがち。攻める際は黒バドをテラスさせてシャドーレイに備える
水ウーラオスを強く扱うことが大事
終わりに
前作のVGC2022で思い入れのある黒バドレックスと共に好成績を残せて嬉しく思います。黒バドレックスの特徴的な型で自分らしさを表現できました
構築の全ての要素に満足しています
最終1桁を達成できた喜びはあるのですが、もっと上を目指せなかったという点で自分の弱さを感じました
しっかり悩んだ末の決断ですし、結果的には好成績を残せたので後悔はあまりないです...が、もっと上を目指せる強いプレイヤーになりたいと思いました
シーズン終盤の上位争いを見て、最上位プレイヤーの強さや1位の重みを感じることができました
今まではリバティノート圏内であるTOP30で止めていましたが、今回は今までの自分を超えて最終1桁順位で終えることができました
とても良い経験になったと思います
ポケモン対戦自体は変わらず好きだし辞めるつもりは無いですが、シーズン18とPJCS旅行を終えて一旦一区切りつけようと思います
今期はランクマッチを休んで他のことに専念したいです
来年のインターネット予選まで、かなり時間があるので万全の状態で臨めるように頑張っていきたいです
最愛の馬とまた一緒にインターネット予選を抜けて、大きな舞台で共に過ごせたら良いなと願っています
ここまで読んでくださった方ありがとうございました
何かの参考になれば幸いです
〜番外編〜 アルバム
とんかつの店 豚珍館
ブクマ旅
— マスター💤 (@Sleepy_poke697) 2024年6月3日
新宿のとんかつ屋さん
ボリュームたっぷりで美味しかった
満足感ある量 https://t.co/PTEt9MLMFz pic.twitter.com/XVEAfeBUBL
新宿駅西口から徒歩5分
とんかつ定食1050円
このお店リピートしたい
三是寿司
ブクマ旅にここに来たけどランチの時間帯逃して違うメニューになった泣 pic.twitter.com/3M2bUAM1YI
— マスター💤 (@Sleepy_poke697) 2024年5月12日
うおお pic.twitter.com/o0Add6kOc3
— マスター💤 (@Sleepy_poke697) 2024年5月12日
950円のまぐろ丼は15:00までのランチの時間帯まで注文可能
ここに来た時は15:00を過ぎてしまったので1500円くらいの鉄火丼を頂きました
次来る時はランチの時間に来たい
ベックスコーヒーショップ(新宿駅構内)
宇治抹茶ラテ